過去ログ - 八幡「俺が仮面ライダーに……?」
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39:くすっち[saga]
2016/12/04(日) 16:13:20.93 ID:PnNgonjN0
「家庭科室に行くわ。比企谷君も一緒にね」

「家庭科室?なにすんの?」

俺の質問に由比ヶ浜が答える。

「クッキー……。クッキーを焼くの」

「はぁ……、クッキーを」

さっぱり話が読めん。

「由比ヶ浜さんは手作りクッキーを食べてほしい人がいるそうよ。でも、自信がないから

手伝ってほしい、と」

「そんなこと友達に頼めよ」

「う……、そんなこと、あんまり知られたくないし、占いでもやめた方がいいって出たし

……」

また占いかよ。最近の女子高生ってのはそんなもんなんかね。

由比ヶ浜は視線を泳がせながら言う。正直言って他人の恋路なんてどうでもいい。

「はっ」

思わず鼻で笑ってしまう。

「うう……」

「へ、変だよね。私みたいなのがクッキーなんて……」

「いや、変っていうか純粋に興味がないんだよ」

「ひどい!ヒッキーまじきもい!あー、腹立ってきた。私だってやればできる子なんだか

らね!」

由比ヶ浜が言ったその時だ。キーン、と、つんざくような高音が俺の頭に響く。

「由比ヶ浜さん、では、先に家庭科室に行っててくれるかしら。私達は用意があるから」

「うん、わかった」

そう言って由比ヶ浜は、教室を去った。

「雪ノ下?」

「モンスターが、来たわ」

なるほど、あの音はモンスター襲来の合図ってわけか。

「「変身!」」




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