過去ログ - 八幡「俺が仮面ライダーに……?」
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43:くすっち[saga]
2016/12/04(日) 16:17:53.90 ID:PnNgonjN0
「理解できないわ……。どうしてこんなことになるのかしら」
「……見た目はちょっと残念だけど、食べてみなきゃ分からないよねっ!」
ちょっと?これをちょっとと言うのか?なんか炭みたいになってんだけど。あと、これを食
うの?うわー、俺には無理だわー。
「そうね。味見役もいることだし」
えー……、俺が食うんですか?ちょっとひどすぎるでしょう。これもう毒味のレベルじゃん。
しかも、最初から毒ってわかりきってるじゃん。
「ほら、早く」
俺が逡巡していると、雪ノ下がせかしてくる。
「一個だけだぞ?一個だけだからな!」
迷いながらも、俺はそれを口に入れ、咀嚼する。
「……どうだった?」
由比ヶ浜が不安そうに見つめてくる。
「……ちょっとしたウンコよりまずい」
「はぁ!?何よそれっ!……ていうかちょっとしたウンコってなんだし……」
そう言って、由比ヶ浜もそれを口に運ぶ。
「……うーん、ヒッキーのいうこと、ちょっとわかるかも」
わかっちゃうんだ。自分が作ったのに。
ちなみに雪ノ下はさっきからおれたちに背を向けて窓の方を見ていた。
こいつ、自分だけ食べないつもりだ!
由比ヶ浜のクッキーは何とか食べ終わった。ちなみに雪ノ下は食べようとしなかったが、無
理矢理食わせた。あの時のうらみがましい目は忘れられない。言っとくけどもっとえげつな
いことをお前はしたんだからな!?
「さて、ではこれからの方針を考えましょう」
「由比ヶ浜がニ度と料理をしなければいいと思いまーす」
「それで解決しちゃうの!?」
「それは最後の方法よ」
「雪ノ下さんまでっ!?」
「やっぱり才能ないのかな……。占いでもうまくいかないって……」
「なるほど。解決方法がわかったわ」
「え?」
「あなた、まずその認識を改めなさい。才能がない?ろくに努力もしていないのにそんなこ
とを言わないでほしいわね。それに、占い?そんなものが何になるの?何の科学的根拠もな
いわ」
科学万能主義には異論を唱えたいが、今の意見にはおおむね賛成だ。占いでどうこうとか、
俺にはとても信じられない。
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