過去ログ - 八幡「俺が仮面ライダーに……?」
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7:くすっち[saga]
2016/11/23(水) 17:46:10.43 ID:L30vDNXh0
ふむ、つまりはスケット団みたいなものか。

「優れた人間には、哀れな人間をすくう義務がある。あなたの問題を矯正してあげるわ。感

謝なさい」

「憐れむべき人間……か。そんなふうに思っている奴には、誰も救うことなんかできねぇよ」

「へぇ……口だけは立派ね」

「つーかお前俺とあってから十分もたってねぇだろうが。俺が口だけかどうかなんてわか

らないんじゃねぇの?」

「……やはり、あなたの孤独体質はそのひねくれた考え方が原因のようね。それに、目も腐

っている」

俺の目は関係ないだろ……。

「目のことはいいだろ」

「そうね、今さら言ってもどうしようもないものね」

「そろそろ俺の両親に謝れよ」

「確かにそうね。いちばん傷付いているのはご両親よね」

「お前には自分の非を認めるということができないんだな。なら、これ以上話すこと

はない」

「そうね、ある程度の会話シュミレーションは終了ね。私のような美少女と会話ができた

のだから、大抵の人とは会話できるはずよ」

雪ノ下は満足そうな表情を浮かべている。

「はいはいそれはどうも」

「納得していないようね……」

「今まであってきたやつらは、お前が綺麗だからって特別扱いしてくれたのか?ずいぶん

おめでたい人生だったんだな。羨ましいぜ」

突如、がらりとドアが開けられる。

「雪ノ下、苦戦しているようだね」

「この男がなかなか自分の問題を認めないんです」

問題ね……。

「いい加減にしろよ、あんたら。さっきから変革だの問題だのと好き勝手に言いやがって。

俺はそんなもの求めてない。あんたらの自己満足のために俺を巻き込むな」

「はたから見ればあなたの人間性には大きな問題があると思うわ。そんな自分を変えたい

と思わない?向上心が皆無なの?」

「少なくとも、お前らよりはまともな人間だと思ってるよ。変わるだの変われだの、他人

に俺の『自分』を語られたくねぇンだよ。つーか、人に変われと言われた程度で変わる

なら、そんなもんは『自分』じゃねぇ」

「自分を客観視できないだけでしょう?あなたのそれは、ただの逃げよ」

「変わることだって、現状からの逃げだ」

「それじゃぁ悩みは解決しないし、誰も救われないじゃない」

「ああ、その通りだ。さっきも言っただろ、お前にはだれかを救うことなんてできない」

俺と雪ノ下は激しく睨みあう。




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