60:名無しNIPPER
2016/12/01(木) 23:19:14.50 ID:z7aMER8A0
「そういえば」
そういえば、そうだった。
「確かにおかしなことでは、ないよな」
この世界は、もう、あらゆるものに優しくはないのだから。
男「・・・僕が先かな、彼女が黙って居るのでなければ」
ある朝、彼の右足の爪先は、
妙に硬く、冷たくーーー透けていた。
男「・・・ふぅ」
彼は重い煙草を吸いながら、隣で眠る彼女の髪を撫ぜる。
男「まぁ、いいか」
その決断にはまだ早い。時期も、症状も、覚悟をするにも。
彼の視線は、「あれ」が無造作に置かれた本棚の上に注がれていたーーー。
男「養命酒では、治んないよなぁ」
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