過去ログ - 記者「解説役養成学校を取材することになった」
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1:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:10:14.75 ID:HUKXMcoao

「こうなったら、奥義を見せてやる!」

「なんだあの技は!?」

「昔見たことがある……あの技は――」



こうした一連の流れは、戦闘においてよく目にする光景である。

このような戦闘中繰り出される構えや技などを解説する人間のことを、「解説役」と呼ぶ人は多い。
しかし、彼ら「解説役」を養成する学校があるというのは、ご存じない人が多いのではなかろうか。

無理もない。雑誌記者である私ですら、存在を知ったのはごく最近のことだったのだから。


今日、私はその「解説役養成学校」の取材にやってきていた。


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2:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:12:32.28 ID:HUKXMcoao

応接室に案内され、さっそく学校の校長と名刺交換をする。


「本日はよろしくお願いします」
以下略



3:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:14:59.54 ID:HUKXMcoao

最初に到着したのは、まるでマンモス大学のような広い教室であった。

授業の最中に入室する格好になったが、こちらを振り向く生徒は一人もいない。
素晴らしい集中力である。
以下略



4:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:18:08.58 ID:HUKXMcoao

「解説役は、空手や柔道といったポピュラーな武術はもちろん、
 古流武術や超能力めいた戦闘術など、あらゆる武術に精通していなければなりません。
 未知の技を目にしたとしても、“あの技と似ている”ぐらいのことは言わねばなりませんしね」

以下略



5:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:22:59.89 ID:HUKXMcoao

続いて案内された部屋は、先ほどよりもだいぶ小さかった。

数十人の生徒が、ものすごいスピードでなにやら口ずさんでいる。

以下略



6:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:27:16.09 ID:HUKXMcoao

「これはいったい……?」

「早口言葉の訓練です」

以下略



7:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:29:15.86 ID:HUKXMcoao

「しかも、早口でありながら、聞いている人が聞きやすく話さないといけないんですよね?」

「その通りです。早いだけではダメなのです」

以下略



8:名無しNIPPER[saga]
2016/11/25(金) 20:32:15.28 ID:HUKXMcoao

校長とともに、次の部屋に入る。
テレビのような装置が大量に置いてあり、どうやら今は授業中ではないようだ。


以下略



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