過去ログ - 【艦これ】風の色、海の声 -SS速報VIP

過去ログ - 【艦これ】風の色、海の声

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76: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/25(金) 23:34:55.93 ID:ts13nDrjo
『何を言っている！？　そもそも貴様が――』

　独断で動く金剛が、自分の下した判断よりも的確な結果を残していくという状況も彼にとっては面白くなかったはずだ。

　そして、艦娘たちは使い捨ての兵器だという認識も、それを後押ししたに違いない。

以下略

77: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/25(金) 23:35:37.46 ID:ts13nDrjo
　くるりと振り返り、全員の顔を見て。

「ウーン……厄介ごとが増えちゃいました、ソーリーね」

　スイッチを切り替えたように、いつもの調子で舌を出しておどけてみせる金剛。

以下略

78: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/25(金) 23:36:17.82 ID:ts13nDrjo
　なんとも言えない空気を払うべく、鳳翔は未来に目を向ける。

　問題は何一つ解決していない。

　むしろ深刻になっているのだ。

以下略

79: ◆tF/D/g0jpg[saga sage]
2016/11/25(金) 23:38:39.13 ID:ts13nDrjo
※ごめんねさい。ちょっと休憩します。
　

80:名無しNIPPER[sage]
2016/11/25(金) 23:44:13.83 ID:ZIt2zLyS0
把握
なかなか面白い

81: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:07:32.66 ID:6VHVfebZo
　　　　　　　　　　◇　◇　◇　◇　◇

　
　飛来する砲弾の雨が、あたりを水柱の林に変えていく。

以下略

82: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:08:40.67 ID:6VHVfebZo
　その上、航空母艦娘の瑞鶴にとっては、これが初めての本格的な戦闘。

　かなり衝撃的な光景に映ったはずだ。

「うっさいわよ瑞鶴！」

以下略

83: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:09:18.07 ID:6VHVfebZo
　こういう状況下では、駆逐艦娘たちの方がはるかに肝が座っている。

　それは水雷戦隊の主力となるべく、神通を始めとする軽巡洋艦娘たちが鍛え上げた結果だ。

　下手をすれば普段の訓練の方が、実戦よりも危険なことがあるくらいなのだから。

以下略

84: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:09:57.07 ID:6VHVfebZo
「ヘイ、瑞鶴！　左から敵が廻り込んでマス！」

　金剛の声が無線越しに飛んでくる。

「ああ、もう！」

以下略

85: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:10:38.86 ID:6VHVfebZo
　曙が呆れた声で叫ぶ。

　今の相手は深海棲艦だ。無数の破片が飛び散り、降り注いだところでダメージは大したものにはならない。

「忘れてただけよ！　にしたって、怯むくらいしてくれてもいいじゃない！」

以下略

86: ◆tF/D/g0jpg[saga]
2016/11/26(土) 00:11:42.79 ID:6VHVfebZo
「うわ、すご……」

　瑞鶴はあまりの光景にポカンと口を開けている。

「ヘイヘイヘイ、デストロイヤーズ！　鳳翔が砲戦で敵を沈めマシタ！　私たちの立場がなくなるヨ！」

以下略

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