41: ◆Paxl0Q5Mlk[saga]
2016/11/27(日) 14:22:23.73 ID:cz8tkGo30
阿武隈「でも、吹雪ちゃんも無事でいてくれて本当に良かった……。みんなとバラバラになっちゃった後、あたし必死で探してたんだけど、誰も見つからなかったから……」
吹雪「私はあの渦潮に巻き込まれた後、気が付いたらこの島の東側の海岸に打ち上げられてて……。阿武隈さんも?」
阿武隈「うん。私も東側から砂浜を歩いてきて、ちょうど日が沈む頃にここを見つけたの。吹雪ちゃんのいた場所とは別のところに流れ着いたのかな?」
吹雪「たぶんそうだと思います。私はしばらくの間、流れ着いた場所から動かなかったから……もう少し早く動いてれば、もっと早く合流できたかも……」
阿武隈「他のみんなには……逢ってないよね」
吹雪「はい。ここに来て初めて逢えたのが阿武隈さんでしたから……」
阿武隈「そっか……。けど知ってる娘に逢えてよかったぁ。本当は、あたしも結構心細くって……」
吹雪「わ、私もです。 さっきは本当にびっくりしちゃいましたよ。急にドラム缶を叩く音が鳴り響いたから、私てっきりお化けか何かかと……」
阿武隈「っ! そうだ、吹雪ちゃん! 吹雪ちゃんはここに来る途中で何かに襲われたりしなかった!?」
吹雪「えっ? ここって……この工廠に来るまでに、ですか? 特に何もありませんでしたけど……何かあったんですか?」
阿武隈「うん。私もこの廃墟に辿り着いてから色々歩き回っていたんだけど、港湾の近くにきたところで突然何かが迫ってきて……」
吹雪「何か……?」
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