46:名無しNIPPER[sage saga]
2016/11/27(日) 19:06:01.38 ID:WwkYnpYs0
『で、なにをおねがいしたの? おしえてよ。別にいーじゃん、減るもんじゃないでしょ』
そう言ってわたしはりっちゃんに覆いかぶさった。
わたし達はずっと星空を眺めたまま話していたから、このときはじめて目と目が合った。次の瞬間、りっちゃんが目を瞑る。
なにがそんな恥ずかしいのか、大抵のこっぱずかしい恋バナもつまびらかに語り尽くしてきた間柄で何を恥ずかしがる必要があると言うのか。
目をつむったままりっちゃんはプイと顔を背けた。
言えないってことは…えっちなおねがい? まさか。奥手な澪ちゃんには話せない、下世話な話だってわたしにはしてきたじゃん。
わたしは左手はアスファルトに押し付けたまま、右手でりっちゃんの頬を掴んで向き直らせると、閉じたままの瞳に息を吹きかけ顔を寄せた。わたしの前髪がりっちゃんの額にかかる。
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