過去ログ - 祥鳳「剣崎さん!」 剣崎一真「全ての人と艦娘を守る、それが俺の仕事だ!」
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23: ◆li7/Wegg1c[saga]
2016/11/28(月) 16:24:44.25 ID:Hsa8pKZ70

https://www.youtube.com/watch?v=lY83RGUhCj4



その時だった。

「剣崎!」

「剣崎ッ!」

「剣崎さん!」

誰かが彼を呼んだ。振り返ると、懐かしい仲間達がやって来た。

別離の予感が、三人をこの場へと急がせたのだろう。

「剣崎。せっかくだ。別れの言葉くらい、あってもいいだろう」

「橘さん……」

橘は悲しげな表情で呟いた。

「剣崎、俺も運命と戦う。せめて、お前が守りたかった世界くらいは、守り続けるよ……」

剣崎は黙って聞いていた。

「剣崎さん。俺、近々結婚します。あなたが守ってくれたこの世界で生きていきます」

「睦月……」

そして、剣崎は長い間会うことのなかった友へ向き直る。

「剣崎……!」

剣崎は自分の目に映ったものに驚いた。

始は瞳を潤ませていたのだ。そして、嗚咽が邪魔して、剣崎の名前を呼ぶのが精一杯だった。

「始……!」

だが、二人の間にもう言葉は要らない。ただ視線を交わすだけで、10年以上離れた想いは確かに伝わった。

「橘さん、睦月、始」

剣崎は仮面ライダー達ひとりひとりの名を呼んだ。

「これからも……俺は運命と戦う。そして勝ってみせる!」

「剣崎」

「剣崎……!」

「剣崎さん……!」

「ブレイド」

剣崎は拳を突き出した。橘も、始も、睦月も彼と同じく拳を突き出した。

四人は黙って拳を合わせ、しばしそのまま立ち尽くした。

言葉に出さずとも、彼らにはその想いが共有されたのだった。



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