過去ログ - モバP「朋と過ごしたある一晩」
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18:名無しNIPPER[saga]
2016/11/29(火) 00:08:45.74 ID:lD0wJi800

どちらともなく身を寄せ合って、そのまま抱き寄せて唇を奪う。

華奢な身体は、しかし女性特有の丸みを帯びていて、残った余裕を奪うには十分過ぎて


雪が深々と降り積もる中、貪るように肌を重ねた。



この瞬間だけは

細く乱れ返った髪も

喜悦に彩られた締まりのない表情も

媚びるように巻き付けられる健康的な肢体も

仰け反った時にやけに白く映る喉元も

絶えず嬌艶を紡ぎ続ける声すらも

独り占めだった。


色香で充満した空間に、理性の箍はとっくに吹っ飛んでいる。

絶え間なく、隙間なく朋を愛して、朋はそれに応えてくれる。

身に余る多幸感と、快楽の奔流に追いやられて互いに何度も登り詰めた。




最後の時になっても、繋がりを離すことはしなくて

朋の弛緩した呼吸がどこか遠くで聞こえたような気がした。



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