182:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:34:05.06 ID:QKpkEbkj0
「そ、それなら……前に机の上に飾っていた白いバラですが……」
今は萎れてしまって無くなってしまいましたが……以前に置いてあった綺麗な白いバラ。花言葉に……『あなたは私に相応しい』という意味があるあの花……。
183:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:35:27.26 ID:QKpkEbkj0
勧められただけ……? 本当に……それだけなのですか……?
「あの日……渋谷さんの担当のプロデューサー……まぁ、僕の同僚なんですが……忙しくて渋谷さんを迎えに行けないみたいでしたので、代わりに手の空いている僕が行って、彼女を自宅まで送っていったんです。それで渋谷さんの家に着いた時に、お店がまだ営業中でして……せっかくだからたまには花でもと思い立ち、そこで勧められて買った訳ですね」
184:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:36:19.50 ID:QKpkEbkj0
「それでは最後なのですが……先日頂いた変装用の眼鏡ですけど……何でそこに、春菜さんが関わっているのですか……?」
「あぁ、それはですね……最初は僕が選ぼうと思い、お店に行ったのですが……中々決まらなくて。そこに偶然……店内で上条さんとばったり出会ったんです。なので、僕よりもセンスのある彼女に選んで貰った方が、鷺沢さんも気に入るだろうと思い、お願いしました」
185:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:36:49.94 ID:QKpkEbkj0
……でも、分かった事があります。収穫が無かった訳では、ありません。
それは、あなたが私を含め……誰に対しても好意を持っていない……という事です。
186:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:37:34.65 ID:QKpkEbkj0
「……すみません、プロデューサーさん。もう一つ……いいですか?」
「えぇ。何でもどうぞ」
187:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:38:08.17 ID:QKpkEbkj0
「だから……プロデューサーさん。お願いがあるのですが……」
「お願い……ですか?」
188:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:45:05.44 ID:QKpkEbkj0
とりあえずここまで
まだ残りもあるので後で投稿します
今日中には最後まで突っ走りたい感じです
189:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:28:56.53 ID:Si9T+CWd0
Sさんと公園で語り合った日の翌日……この日オフの予定の私はまた事務所を訪れ、その部屋の隅で黙々とある作業に耽っていました。
いつもならここで……ソファに座り、本を読んでいる所ですが……今日は違います。
190:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:29:41.06 ID:Si9T+CWd0
「文香さん、おはようございます」
そうして私が書く事に夢中になっていると……直ぐ近くにありすちゃんがいて、声を掛けてくれました。
191:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:31:14.83 ID:Si9T+CWd0
「昨日は……楽しかったですか?」
だから私はそう言って、彼女に問い掛けました。すると……彼女の顔に浮かぶ幸せの色は、さっきよりも濃くなって表れました。つまりそういう事なのでしょう。
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