188:名無しNIPPER[saga]
2016/12/26(月) 21:45:05.44 ID:QKpkEbkj0
とりあえずここまで
まだ残りもあるので後で投稿します
今日中には最後まで突っ走りたい感じです
189:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:28:56.53 ID:Si9T+CWd0
Sさんと公園で語り合った日の翌日……この日オフの予定の私はまた事務所を訪れ、その部屋の隅で黙々とある作業に耽っていました。
いつもならここで……ソファに座り、本を読んでいる所ですが……今日は違います。
190:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:29:41.06 ID:Si9T+CWd0
「文香さん、おはようございます」
そうして私が書く事に夢中になっていると……直ぐ近くにありすちゃんがいて、声を掛けてくれました。
191:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:31:14.83 ID:Si9T+CWd0
「昨日は……楽しかったですか?」
だから私はそう言って、彼女に問い掛けました。すると……彼女の顔に浮かぶ幸せの色は、さっきよりも濃くなって表れました。つまりそういう事なのでしょう。
192:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:31:43.05 ID:Si9T+CWd0
「そういえば……文香さんは何を書いているんですか?」
そこで、ありすちゃんが私の手元にある冊子に気づきました。そこに書いてある内容にも、気になっている様です。
193:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:32:50.31 ID:Si9T+CWd0
「ふふっ、気になりますか?」
「あっ、はい。ちょっとだけ……」
194:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:33:19.79 ID:Si9T+CWd0
「中を見てもいいですよ、ありすちゃん」
そして私は書き途中だったページを閉じ、表紙を上にしてそれをありすちゃんに差し出しました。
195:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:33:55.59 ID:Si9T+CWd0
黙々と言葉を発さずに読み進めていき……ある程度読んだ所で、視線を私の方にへと向けました。
「これってもしかして……交換日記……ですか?」
196:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:34:30.48 ID:Si9T+CWd0
こんな回りくどい事はせず、直接思いをぶつけた方が早いのでは……と、思われるでしょうが……こういう形式にしたのには……理由があります。
例えばあの人に……好きだと思いを伝えた所で、その真意は伝わってはくれないでしょう。別の意味で勘違いされて終わるだけです。
197:名無しNIPPER[saga]
2016/12/27(火) 00:35:18.97 ID:Si9T+CWd0
しかし……それを達成するには時間が掛かってしまうのが難点ですが……こればかりは気長にやっていくしかありません。
『ローマは一日にして成らず』『千里の道も一歩から』この言葉にもある通り、積み重ねが大事ですからね。仕方ありません。
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