52:名無しNIPPER[saga]
2016/12/06(火) 13:26:51.84 ID:LYr+Rc4b0
「あ、あの……」
私は何が何でも、凛さんのお宅に行った理由を聞きたかった。いや、聞かなければ気が収まりません。
何の目的で訪ねたのか……どういう意図を持ってその白いバラを買ったのだと……。
しかし、聞こうとした直後……突然、私達の横で聞き慣れた機械音が鳴り響きました。その音の発信源は……Sさんの机の電話からでした。
「おっと、すみません。鷺沢さん、失礼します」
Sさんは私に一言そう言うと、受話器を取って電話に出ました。
「はい、Sです……はい……えっ? 本当ですか? ……えぇ、分かりました。今すぐ向かいます」
そして話が終わったのか、Sさんは受話器を置くと、申し訳無さそうな顔をして私の方を向き直りました。
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