過去ログ - 提督「安価でどんどんみんなと遊ぶ」
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2:名無しNIPPER[sage]
2016/11/30(水) 00:43:38.78 ID:yT0qpAg3o
 一人の男が結婚式場に足を踏み入れた。
 それはこの場に居るべき人物であり、またこれからの儀式の主役となる者。

「ハー、まさか先を越されるとは思わなかったネー」

「う……ぐすっ……」

「幸せになれよー!」

「……」

「うふふ、おめでとうございます、提督」

 祝う声だけでは無いものの、多くの人物の歓声を受けながら男は祭壇前に立った。
 直に女性の方もやってくる。これまでその男を支えてくれた大切な人が。

『只今より、花嫁の入場です』

 アナウンスがあり、辺り一面に音楽が鳴り響く。
 ギィ……と音をたて扉が開く。多くの視線の向こうには純白のドレスを身に包んだ女性が立っていた。
 その光景は先ほどからずっと苦言を申していた人たちも息を呑むほどであり、男自身もその美しい姿に見とれてた。

「……」

「霞、ほら」

 朝潮がその人物の手を引く。
 女性の表情は読み取れない。無表情をつくろっているが、いつも通りにも見える。
 ただ男でもわかることは、その足取りは決して不承不承といったものではなく、自分の意思でこちらへ一歩一歩みを進めているということ。



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