過去ログ - 【安価】ニンジャスレイヤー・ボーンオブ・ソウカイニンジャ【豊満】(Part25)
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◆HheB5CIUf2
[sage]
2016/12/04(日) 22:29:32.49 ID:7eMBoqpro
男がマコと会話している間、女二人は他愛のない会話を楽しんでいた。
「今やっているゲームでレベルが上がっていろんなスキルが使えるようになりました」
「それはすごいですネーちなみにどんな?」
「タタミのパンチのやりかたとかね」
「アイエ!?それはすごい」
彼女たちの隠語交じりの会話が続けられる中、
オゾーニとマッチャが4つ差し出される。
そして1セットは彼、ダークニンジャが背中越しに会話している男に手渡される
マコとイヴの視線が合う。
マコは微笑んで手を振り、イヴはぺこりとオジギをした
「いい子だ」
「自慢の娘だ」
「そっか」
マコは腕時計を見た。
「俺は、おっぱじめるぜ……最後に思いがけない人間と会えた。ブッダに感謝だ。行け」
だがフジオは首を振った。
「お前ッ……いい加減にしろよ!」
「手伝ってやると言うのさ」
フジオは無雑作に言った。そして彼はマコの目をじっと見、微笑した。
「さっき『ニンジャでもなければ』と言ったが……幸い、おれはニンジャだ。妻も子もな」
彼はフォークを手に取った。
「始めるか?」
「え……」
「おれは保身の男だ」
フジオはフォークを弄びながら言った。
「保身……?」
マコはおうむ返しにしたが、フジオは頷いただけだ。マグロアンドドラゴン社は現在、ギルドの庇護下に無い。
この会社は成長に驕り、色々とやらかしたのだ。ゆえにザイバツ・ニンジャの出動はすぐには無い……すぐには。
だが、遅かれ早かれ、ガイオン治安維持の名目で、ザイバツからニンジャが放たれる可能性は十分にある。
それをわからぬダークニンジャではない。……もし、そうなれば、どうする?どう切り抜ける?
今の彼に確かな考えなど無かった。だが彼は笑っていた。
「マコ=サン。思い出さないか、あの時を」
「ああ……ああ、思い出すぜ、畜生」
「だろ」
「あの脱走も、へへへ、後先考えなかったンだもんな」
マコはフジオを見返し、汗を拭った。強いて笑い、紙袋に手を突っ込んだ。中の銃を握った。
「お前には参ったよ、急に現れやがってさ……」
「おれも同感だよ」
フジオは頷いた。そして立ち上がった。
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