過去ログ - 喜多見柚「ナイショのお願いゴト」
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4: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/02(金) 12:36:56.50 ID:DTT4zndz0
「アタシね、Pサンに出会えたこと運命だと思ってるし、奇跡だと思ってるんだ」
「退屈なアタシに神様がくれた、クリスマスプレゼントだーってずっと思ってる!」
たくさん言葉がこぼれてく……柚の本心が外にいっぱい出て行く。
ひゃー……こんな恥ずかしいこと今じゃなかったら話せないよー!
「そんな大げさな」
「大げさなんかじゃないよっ!」
そう、大げさなんかじゃないの!
目を閉じればいつでも思い出せる……あの日のコト。
面白いことを探してたら、本当に面白いことに出会っちゃった、不思議で面白い日の話!
その日はクリスマスで……何か面白いことないかなーって、街を出歩いてたあのときのこと。
……あの頃は、たぶん柚史上イチバン退屈だったなー。
バドミントン部も引退して、受験勉強も始まって……みんな忙しくなってあんまり遊ばなくなっちゃって。
ううん、柚もちゃんと勉強してたんだよ……こんなにも勉強苦手なのに。
やっぱり高校には行かなきゃだったから、それなりなトコに入れるように、それなりにがんばってたの。
……でもやっぱり、退屈で……ちょっとした気分転換で街を歩いてたら。
Pサンにスカウトされちゃったんだよね、へへっ。
「アタシ、Pサンにスカウトされてから世界が一気に変わっちゃったんだから!」
そう、それからのアタシは今までのアタシと違う……ニュー柚になったのだ!
受験もあったからすぐにアイドルになることはできなかったケド、そういうのが全部終わってからアタシはアイドルを始めて……そしていろんなコトがあった。
へへっ、高校デビューとアイドルデビューを一緒にしちゃうなんて、面白いよね!
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