過去ログ - 少女「好きです、マスターさん」
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2:名無しNIPPER[saga]
2016/12/02(金) 23:19:33.09 ID:SUVwnHv40
カランコロン

マスター「いらっしゃいませ」




わたしが初めて純喫茶『ねこのしっぽ』という喫茶店に入った時。
わたしとマスターさんは、客と喫茶店のマスターの関係だった。




少女「……」




その時のわたしは、学校から帰るときに間違った駅で降りてしまって、次の電車が来るまでぶらぶらしていたら道に迷ってお腹が空いてきて、偶然喫茶店があったから入ったという、なんともお間抜けな話で。




マスター「どうぞ、カウンター席にお座りになってください」

少女「あ、はい……失礼します……」

マスター「……」

少女「……」




……緊張で、落ち着きがなかったことをよく覚えてる。
初めての喫茶店で、どうすればいいのかわからなかったし。
だから、その時はマスターさんの顔とかを落ち着いて見ることができなかった。


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