過去ログ - 【モバマス短編集】「私が居たから」
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17: ◆oeRx5YHce.[saga]
2016/12/04(日) 02:11:12.30 ID:r1h6adL+0
「奈緒はね」
ぎゅっと加蓮に抱きしめられる。
「もふもふしてて、あったかくて、安心するの」
心のなかに加蓮が入ってくる。
「学校で嫌なことがあっても、奈緒を見ると嬉しくなっちゃうの」
「仕事で失敗しても、奈緒が居るとほっとしちゃうの」
「『どうした加蓮?』って。奈緒のくせに心配してくれるの」
「からかわれてるときなんか子供っぽいのに」
「アニメの話をしてるときも小学生みたいなのに」
「そんなときだけ本当にお姉さんに見えるの」
「それはね、Pさんでも、凛でも、他の人でもできないことなんだよ?」
「奈緒は優しいから。奈緒はあったかいから。みんな奈緒のことが好きなの」
「奈緒のことが嫌いな人なんていないの。みんな奈緒のことが大好きなんだから」
「がれん……」
加蓮の言葉に涙腺が揺さぶられる。
「たまには甘えてもいいんだよ、お姉ちゃん?」
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