過去ログ - 晶葉「不老不死に興味はあるか?」
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1: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:52:26.96 ID:aF/CQkYf0
モバP「不老不死?」

晶葉「ああ」

モバP「……っていうと、死ぬことも老いることもないっていうアレか?」

晶葉「そうだ」

晶葉「……というより、それ以外の不老不死ってあるのか?」

モバP「俺が知らないだけであるのかも……と思ってな」

モバP「晶葉からそんな言葉を聞くだなんて思わなかったから」

晶葉「ほう……それはまたどうして」

モバP「だって、こういうのってオカルトだろ?」

晶葉「……確かにそうかもな」

晶葉「だが私はオカルトに興味がないわけではないぞ」

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2: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:53:18.31 ID:aF/CQkYf0
晶葉「幽霊だって妖怪だってそこかしこにいるだろうと思っている」

晶葉「怪奇現象の中には、確かに科学技術として説明できるものもあるかもしれないが、だからといって全てが作られた嘘だと決めるのは早計だ」

モバP「……そうか」
以下略



3: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:54:18.60 ID:aF/CQkYf0
晶葉「さて、話を戻そう」

晶葉「プロデューサーは不老不死に興味はあるか?」

モバP「不老不死なぁ……」
以下略



4: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:55:00.30 ID:aF/CQkYf0
モバP「なりたい……?」

晶葉「ああ」

晶葉「不老不死になれるのだとしたら、なりたいか?」
以下略



5: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:55:34.96 ID:aF/CQkYf0
晶葉「なるほど、プロデューサーはそういう考えなんだな」

モバP「ああ」

モバP「しかしどうした? 急にそんな話をして……」
以下略



6: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:56:15.75 ID:aF/CQkYf0
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


晶葉「ついたぞ、この部屋だ」

以下略



7: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:56:47.74 ID:aF/CQkYf0
モバP「どうしてここに……?」

ちひろ「晶葉ちゃんのお手伝いさんだからですよ?」

ちひろ「……あっ、でもプロデューサーさんのアシスタントを辞めたわけじゃありませんからね!」
以下略



8: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:57:48.63 ID:aF/CQkYf0
晶葉「体の駆動のさせ方から、人工知能の仕組みまで、様々なことを考えていた」

晶葉「だが、どうしても一歩が足りないんだ……ロボットをアイドルにするのに絶対的に足りないものがある」

晶葉「……プロデューサーもわかるはずだ」
以下略



9: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:58:22.61 ID:aF/CQkYf0
晶葉「この日本には付喪神という観念がある」

晶葉「長年使ってきたモノには神や霊魂が宿るという考えだ」

晶葉「その考えにのっとれば、作ったロボットにもいずれ魂が沸くかもしれない」
以下略



10: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/04(日) 23:59:06.12 ID:aF/CQkYf0
晶葉「さて、どうすればいいか……と私は悩んだ」

晶葉「そんな時に話しかけてくれたのがちひろさんだ」

モバP「……ちひろさんが?」
以下略



11: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:00:10.31 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「……信じられないのも仕方のない話だ」

晶葉「私だって、最初は何を言っているんだって思った」

ちひろ「あら……」
以下略



12: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:00:41.98 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「……」

モバP「……」

ちひろ「……プロデューサーさん」
以下略



13: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:01:13.22 ID:Pe7UNhNX0
モバP(……二人が見せてきたものは、紛れも泣く晶葉だった)

モバP(特徴的なツインテールも、柔らかそうな頬も、起伏の乏しいスタイルも――)

モバP「……」フイッ
以下略



14: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:02:14.00 ID:Pe7UNhNX0
モバP「さて……なあ、晶葉」

晶葉「疑問があるのはもっともだが、質問の前にまずは私から説明をさせてくれ」

晶葉「その方が話も円滑に進むだろう」
以下略



15: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:03:35.30 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「しかし、まだこの『池袋晶葉』には魂が宿っていない」

晶葉「機械的に動かすことは可能だが、あくまで機械としてしか動かない」

晶葉「……そこで、ちひろさんに手伝ってもらう」
以下略



16: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:05:48.48 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「ちひろさんに頼めば魂の移しかえを止めてもらうことだってできるだろう」

晶葉「これによって、『死にたいのに死ねない』という悩みに直面することもない」

晶葉「普通の不老不死と違って死にたいときには死ねる……はは、変な言葉だな」
以下略



17: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:06:30.26 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「この仕組みのいいところのもうひとつ。魂自体は成長しているんだ」

モバP「魂が……?」

晶葉「ああ。人間的な思考や思想……精神的な成長はしている」
以下略



18: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:08:02.38 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「……さて、おそらくこれで一通り話しただろう」

晶葉「何か質問はあるか?」

モバP「……これは、人間と同じなのか?」
以下略



19: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:08:30.86 ID:Pe7UNhNX0
晶葉「他にはあるか?」

モバP「……これを俺に教えてどうするんだ?」

晶葉「さっきも言っただろう?」
以下略



20: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:09:18.88 ID:Pe7UNhNX0
モバP「……すまん」

晶葉「!」

モバP「晶葉の誘いには答えられない」
以下略



21: ◆6QdCQg5S.DlH[saga]
2016/12/05(月) 00:09:44.06 ID:Pe7UNhNX0
モバP「はぁ……晶葉には本当に振り回されるな」

晶葉「すまないな。ちょっと反応が見てみたかったんだ」

晶葉「だが……くくっ、予想以上に面白い反応だった」
以下略



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