154: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/23(金) 23:31:07.70 ID:98IHJeJGO
「…私一人で、十分なんだ」
だが、その意識の根底には、はっきりとした目的が存在していた。
それは、皆を守る為。
誰一人、死なせない為。
彼女は、その目的の為に。
「…待っててね…」
あるものを、犠牲にしようとしていた。
「卯月…」
それは、何か。
「…みんなで、帰ろう…」
彼女が歩いていく度、それは消えていく。
「…」
剥がれ落ちていく鎧と、変化していく皮膚を見れば、一目瞭然だった。
…。
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