199: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/25(日) 20:47:14.99 ID:W711z8WcO
突如、頭を押さえて苦しみ出す、美嘉。
卯月の影響なのかと、彼女に目をやる。
しかし、彼女は何もしていない。
ただ不気味に笑い、此方を見つめているだけ。
だが、美嘉は髪飾りすら気にも留めず、頭を掻き毟り、もがき苦しむ。
「あああああああああああああ!!!」
「み、美嘉さん!?どうしたの!?」
「美嘉姉!美嘉姉!?」
二人に呼びかけられても、返事をする余裕すら無い。
白目を剥き、叫ぶ。
あまりにも痛いのか、涙が止まらない。
今、彼女の中で何が起きているのか。
二人はあたふたするだけで、何も出来ない。
「おいおい。こりゃとんだ計算違いだな」
「!?」
「!!?」
増えていく危機と謎に混乱する中、聞き覚えのない声と、機械的な靴音が聴こえる。
振り向くと、そこにはこの世界には似つかわしくない、そんな者がいた。
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