46: ◆GWARj2QOL2[saga]
2016/12/07(水) 23:09:08.95 ID:+F7bQ51XO
「…カズマ君、 ちゃんとお墓を作ってあげませんか?」
「…ん…そうする…?」
「…はい」
しばしの沈黙の後、卯月がぼそ、と話しだした。
死体に触れ、埋葬する。
当然の事だが、それを一介の女子高生がするのは中々骨がいる作業だ。
随分冷静に話せるくらいには、卯月も適応してしまったということか。
「…」
上目遣いで、こちらを見る。
彼女の、かなり珍しいわがまま。
「…お墓?」
「はい…」
「……ま…そうだ…よね…」
人としても、リーダーとしても、聞かないわけにもいかず、仕方なく来た道をまた戻ることになった。
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