過去ログ - 【艦これ】霞「阿武隈さんにはもっとしっかりして欲しいものね」
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1: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:03:01.26 ID:ld7oB3lyo
霞「この間もまた、阿武隈さんは夜中にバカ騒ぎしてた川内さんを一生懸命注意してたわ」

霞「あの人の夜戦馬鹿はいくら言っても直らないんから、時間と労力はもっと有意義なことに使うべきよ。ったく」

朝潮「たしかに神通さんや司令官も、度々川内さんには頭を抱えているようですけど」

霞「ただでさえ、普段から訓練で出来ないことがある子に丁寧に一から教えてあげたりしてて、忙しいんだから」

霞「過労で倒れたりしたら、こっちだって良い迷惑よまったく」

霞「自己管理くらいしっかりやって欲しいものね」

朝潮「阿武隈さんは面倒見がとても良いですからね。素晴らしいと思います!」

霞「最近一水戦の子達だけじゃなくて、昼間寝てるどっかの三水戦旗艦のせいで、三水戦の子達の面倒まで見る羽目になってるのよ」

霞「ほんっと、損な役回りばっかよねえ。霞達の上に立つ者として、もうちょっと上手く立ち回れないのかしら。どこまで不器用なのよ」

朝潮「え、えっと……」

霞「にも関わらず、時には司令官のご飯まで作ってあげたり、執務のサポートしたり……あーもう! 関係ないのにムカムカしてきた!」

朝潮「なるほど! 霞は阿武隈さんのことが心配なんですね」

霞「はあ!? なんでそうなるのよ!?」

朝潮「違いましたか?」

霞「これっぽっちも心配なんてしてないわよ! ただ見てて危なっかしいからハラハラしてくるだけだわ!」

朝潮「そうでしたか」

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2: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:04:11.33 ID:ld7oB3lyo
霞「だいたい、司令官も司令官よ! 公私共に阿武隈さんに頼り切っちゃって! ちょっとは阿武隈さんが楽になれるよう立ち回ってあげなさいってば!」

霞「それが鎮守府トップとしての役目でしょうが!」

朝潮「なるほど! 心配なだけじゃなくて、自分に構って欲しいんですね!」
以下略



3: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:04:45.57 ID:ld7oB3lyo
霞「……まあ良いわ。ということで、もうちょっと阿武隈さんにはしっかりしてもらわないと困るのよ」

朝潮「阿武隈さんは十分しっかりしていると思いますよ?」

霞「霞からすればまだまだ全然なのよ!」
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4: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:05:26.70 ID:ld7oB3lyo
――鎮守府、厨房

磯風「師匠(阿武隈)! 野菜は切り終えたぞ!」

阿武隈「ありがとう磯風ちゃん。わあ、上手上手! それにとても早いよ! すごいね磯風ちゃん!」
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5: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:05:56.29 ID:ld7oB3lyo
霞「むー……ずるい、楽しそう……」

朝潮「霞、なんだか寂しそうですね」

霞「はっ!? まったく折角の空き時間に料理を教えているなんて、また疲れちゃうじゃないまったく!」
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6: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:06:35.84 ID:ld7oB3lyo
――翌日、鎮守府の庭。

霞「なんてことしてくれたのよ朝潮姉さん!」

朝潮「駄目でしたでしょうか?」
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7: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:07:17.65 ID:ld7oB3lyo
島風「おねーちゃん、島風に追いつける!?」

天津風「ちょっと島風! 前を向いて走りなさいな! 誰かにぶつかったりしたら危ないわよ!」

三日月「島風さん速いですね! でも鬼ごっこは足の速さだけで勝敗は決まりませんよ!」
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8: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:08:11.19 ID:ld7oB3lyo
霞「むう……島風ったら、あんなに楽しそうに……生まれ持ったスペックで誇ったって、なんの自慢にもならないわよ」

神風「バカね、駆逐艦の実力はスペック『だけ』じゃないのよ!」

霞「どっから出てきたのよアンタ!?」
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9: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:08:47.30 ID:ld7oB3lyo
神風「そう。だったらあの鬼ごっこに混ざってくれば良いじゃない」

霞「だからそんなんじゃないってば!」

朝潮「そうですか。なら、今回も私が言ってあげます!」
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10: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:09:33.57 ID:ld7oB3lyo
――翌日、鎮守府内。

霞「二日続けてなにしてくれてるのよ!」

朝潮「駄目でしたでしょうか? でも阿武隈さんとご一緒できて良かったのでは?」
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11: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:10:27.20 ID:ld7oB3lyo
朝風「ここの鎮守府の人達はみんな元気ねえ」

名取「特に阿武隈ちゃんの周りはね……朝風ちゃん、もうこの鎮守府には慣れた?」

朝風「当然。爽やかさと鍛え方が違うのよ! 私に適応できない環境なんてそうありはしないわ!」
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12: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:12:09.08 ID:ld7oB3lyo
朝風「本当に阿武隈さんも周りの子達も楽しそうね」

名取「うん……阿武隈ちゃんは暁ちゃん達が大好きだから。だから暁ちゃん達も阿武隈ちゃんを信頼しているんだと思う」

朝風「ふうん」
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13: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:12:44.05 ID:ld7oB3lyo
霞「むー……」

朝潮「霞は阿武隈さんに質問はしないのですか?」

霞「あることはあるんだけど……でも」
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14: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:13:27.35 ID:ld7oB3lyo
――翌日。

霞「……」むすー

朝潮「霞、機嫌を直してください」
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15: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:14:16.03 ID:ld7oB3lyo
――執務室。

電「司令官、報告書が出来たのです」

提督「どれどれ……ふむ、さすが電だな。よく出来ている。ありがとうな」
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16: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:14:45.38 ID:ld7oB3lyo
霞「むー……電ってば」じー

朝潮「どうしました霞?」

霞「かつて一水戦を阿武隈さんから継いだのは霞なのに……」
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17: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:15:24.17 ID:ld7oB3lyo
霞「阿武隈さん!」ダッ!

電「霞ちゃん!?」

阿武隈「霞ちゃん……どうしたの!?」
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18: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:15:58.48 ID:ld7oB3lyo
提督(普段はしっかりしているけど、霞はまだまだ小さい子だもんな……不安になって、阿武隈や他の大人に甘えたくなることだってある)

提督(特に、駆逐艦『霞』は過去にとても多くの悲しい体験をしてきた。軽巡『阿武隈』を失う経験も大きな悲しい記憶の一つだろう)

提督(だからこそ、なおさら阿武隈と一緒にいたいという気持ちも大きいはずだ……)
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19: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:16:56.27 ID:ld7oB3lyo
霞「でも、そうね……あのね、阿武隈さん。もうちょっと、ぎゅってして欲しい」

阿武隈「それくらいお安い御用です」ぎゅー

霞「……あったかい」
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20: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:17:59.30 ID:ld7oB3lyo
若葉「霞がやられたようだな」

響「……霞は我々四天王の中でも最弱」

山風「阿武隈ごときにほだされるなんて……あたし達クール四天王の面汚し……」
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21: ◆dbGyYYDw8A[saga]
2016/12/07(水) 01:18:40.99 ID:ld7oB3lyo
山風「四天王ごっこ……霞とあたし、それと響と若葉で四天王だから」

霞「勝手に妙な集まりの仲間にしないでってば!?」

初霜「ふふ、霞と山風さんがさっそく仲良くなれて良かったです!」
以下略



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