過去ログ - P「輿水幸子は無数に存在する」
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5: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/07(水) 21:08:52.38 ID:Q/KsUm3o0
 死んでいなかった。生きている。

 視界に移るのは白い天井。それと豆電球。
 全身に重み、頭の後ろには柔らかなざらざらとした感触を覚える。
 俺は布団と毛布をかけられ、ベッドに横たわっていた。

 病院に運ばれたのかと一瞬思ったのだが、すぐにそうではないと気付く。
 ここは明らかに俺の部屋だ。
 事務所の執務室でなく、正真正銘の我が家。
 部屋の状態が朝起きた時と少し違って見えるのは、あれから何日か経過しているからか。

 不思議に思いながらも体を起こす。
 壁時計は午前7時を指していた。
 眼鏡をかけ、枕元で充電されていたスマホで日付を確認すると、9月23日。
 なるほど、階段から転げ落ちた日から一週間が経過している。



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