85: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/09(金) 22:16:29.77 ID:9ecZiZ/N0
「何でもない。幸子にそう言ってもらえるなら、頑張った甲斐があったな」
「ホントですか!?」
途端に笑顔になる幸子が眩しくて、俺は思わず目を細める。
「あ、そ、そのー。えーっと、ですからワタシも感謝してるんです」
幸子は目を泳がせ、再びこちらへ視線を戻すと、
「ほら、プレゼント、プレゼントですよ! ありがたく受け取ってください!」
背中から取り出したのは、赤いリボンで包装された小箱。
昨日のこいつが何をやったのかはわからないが、幸子がここまでするほどの何かをやり遂げたのだろう。
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