過去ログ - P「輿水幸子は無数に存在する」
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93: ◆JeBzCbkT3k[saga]
2016/12/09(金) 22:39:18.96 ID:9ecZiZ/N0
「プロデューサーさん?」

「……戻りたくないと言えば嘘になるが、すでに諦めているんだよ。お前には関係のない話だろうし、気にするな」

 俺が言うと、幸子は僅かに眉間へ皺を寄せた。

「気にしますし、諦めている理由が知りたいです」

「だから、関係ないだろ、この世界のお前には」

 話は終わりだ。俺は立ち上がる。

「ほら、今日も仕事をしないと――」

「フフーン、残念でした。今日、ワタシはお仕事ありませんよ」

 座ったままの幸子が言うので、俺は仕方なしにスケジュール帳を開く。
 確かに、スケジュール帳には幸子に関する予定が何も書かれていない。


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