過去ログ - 【花騎士】アイビー「離れなさい、離れなさいったら!」
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92: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 21:32:06.39 ID:A4l9o6xi0
アイビー「団長さん……」

団長(アイビー、やっぱりさっきまで泣いていたのか……)

団長「アイビー……本当にすまない」
以下略



93: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 21:39:57.75 ID:A4l9o6xi0
アイビーは団長を見つめた後、ゆっくりと団長の方へ歩き出した。

団長(ぶたれるか……いや、そのまま素通りされる可能性だってあるか)

団長(俺はそれだけの事をした。どんな結果でも受け入れるさ……)
以下略



94: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 21:44:38.22 ID:A4l9o6xi0
団長「……あぁ、ごめん。ごめんな……」

アイビー「団長さんが謝る必要ないわよ……団長さんは花騎士みんなの相手をしなきゃいけないのは分かってるし、仕方ない事だわ」

アイビー「分かってるのに、寂しくて、破裂しちゃいそうで、今日も一人で暴走して……」
以下略



95: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 21:48:48.80 ID:A4l9o6xi0
団長「……アイビー。それは……」

アイビー「勿論、私の気持ちは恋に恋した訳でも、恋を勘違いしてる訳じゃないわ」

団長「……! 聞いちゃったのか……」
以下略



96: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 21:53:38.32 ID:A4l9o6xi0
アイビー「……決して、私だけを見て他の女の子を見ないでって事じゃないの。他の女の子がいて、何番目だって良い」

アイビー「ただ、私の側にずっといてほしい、私に団長さんの傍にいさせてほしい、離れないでほしい」

アイビー「もう一人は嫌……寂しいのは嫌なの……」グスン
以下略



97: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 22:19:29.17 ID:A4l9o6xi0
団長「だから、団長として、ではなく『俺自身』で返事をさせてくれ」

アイビー「えっ……?」

団長「アイビー、これは団長じゃない、俺自身の願いだ」
以下略



98: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 22:23:47.97 ID:A4l9o6xi0
アイビー「本当にいいの……? 負担になるから身を引いたりとか、離れなくてもいいの?」

団長「何だ、そんな事考えていたのか?」

団長「そんな事しなくていい。むしろしないでくれ」
以下略



99: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 22:32:58.93 ID:A4l9o6xi0
アイビー「団長さんには呪いを受けてもらうわ。古より伝わりし、多くの魔力を秘めた束縛の呪いよ」

アイビー「この呪いは非常に高度で複雑な刻印魔術よ。見られている状態では出来ないわ!」

アイビー「団長さん、目を閉じなさい!」
以下略



100: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 22:36:42.55 ID:A4l9o6xi0
団長「成程……だが、甘いなアイビー」

アイビー「えっ……?」

団長「俺は数多の加護受けし聖騎士を束ねる団長だぞ? その程度じゃ、俺を束縛など出来ん」
以下略



101: ◆iOAo2zMQ6.[saga]
2016/12/17(土) 22:39:18.49 ID:A4l9o6xi0
アイビー「ずっと離さないわよ。団長さん……もう、寂しくさせないでね。お願いよ?」ギュウウ

団長「あぁ、約束する」ナデナデ

甘えるように抱き付いてくるアイビーの頭をひとしきり撫で、あの時の約束の言葉を紡ぎ出した。
以下略



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