過去ログ -  シンデレラの仕立て屋 〜 フィオリ・ディ・ジラソーレ 〜 【クロスSS】
1- 20
14: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/12/09(金) 09:18:06.66 ID:56gOTQWi0
ユーリア「さ…」


モニカ「さ??」

ユーリア「最高級生地で作れば文句ないでしょおおおおお!?スーパー200s位のさぁああああ!!
     お貴族様が頼むような奴でさあああぁぁぁ!! 全部ウチが持つからさぁあああああ!!!」


モニカ「ギャァー!!社長がキレたぁあああ!!」

ソフィア「マリエッタ呼んできて!!早く!!」

アンナ「ダメ!!アメリカ支社に出張中ッ!!!!」(泣)


ユーリア「値段んんん!!?? そんなの気にしなくていいからさあああぁぁぁ!!
     パーッと使いなさい!!パーッとおおおおぉおお!!
     ジラソーレの心意気をその頑固親父に見せつけてやるんじゃぁあああああ!!!」


モニカ「お、大暴れだ……」

ソフィア「あああ、もう収集つかない…。」




???「そいつぁ止めた方がいいな」



全員「!!!!????」



織部「高級生地を軽々しく扱うのは前に伯爵に軽く釘を刺されたろ??三十年早いって。
   万一しくじったら、それこそナポリのお天道様の下ぁ、二度と歩けなくなるぞ??」

織部「他にも遣り様が有るのに、そんな無茶するこったねぇだろ」


モニカ「オリベ!!」
ソフィア「良かった!!社長を止めてくれそうな人が居た!!」


ユーリア「……あんた、どうして此処に?? 自分のサルトを開業したんじゃないの!?」

織部「どっかの誰かさんが捻じ込んだ無茶なスケジュールの穴埋めに、
   サルトの留守番を弟子と居候に任せて下職のバイトだよ、お陰様で」

織部「ナポリの職人さん達は残業効かねぇからなぁ」


ユーリア「そ、そうだったわね、ゴメン……。 でも、聞かせて頂戴、他にも遣り様が有る、って如何言う事??」


織部「工房の隅っこで下職やりながら、そっちの旦那が既製服のサイズ合わせてるの眺めてたけどな、
   最初にお召しだったスーツ、確かにサヴィル・ロウの老舗の名店一つの手仕事、一部の隙も無い見事な作品だった」

織部「ロンドン仕立て特有のタイト、縦長、重量感、知的、堅い、真面目な印象を与える。
   どれをとっても着てる人物にピッタリだな。職人の腕を感じる見事な出来だ」


タケウチーノ「と、遠目で一目見てそこまで分かるモノなのですか……??」

ソフィア「あの人は特別」

モニカ「あんま参考にしないで。職人として自信無くすから…」





<<前のレス[*]次のレス[#]>>
26Res/35.86 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice