過去ログ -  シンデレラの仕立て屋 〜 フィオリ・ディ・ジラソーレ 〜 【クロスSS】
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19: ◆Q/Ox.g8wNA[sage saga]
2016/12/09(金) 09:22:14.09 ID:56gOTQWi0


【四日後、ナポリ表通り、某喫茶店テラス】


リーン父「ふん!!ワシはリーンがどうしてもと言うから、もう一度だけ会ってやるだけだからな!!」

リーン母「貴方ったら…何時までもそんな意地悪言っていると、リーンに嫌われますよ??」

リーン父「別にアイドルをやるのを反対しとるわけでは無いんだ、別にプロデューサーはモーバ君で構わんじゃないか。
     彼は見所のある若者だぞ??最初はどうかと思ったが…」

リーン母「もう……あっ、見えられた様ですよ??」

リーン父「ん、そうか」(エヘン、と咳払い)


タケウチーノ「…お久しぶりです。先日は大変失礼しました、タケウチーノです」(深々と礼)

リーン父(ほう……)
リーン母(あら……)


リーン父(先日とは打って変わったライトグレーのスーツ、典型的なナポリ仕立ての雨降り袖)

リーン母(存在感のある大きめのボタンホールとワイドラペルが印象的ね、
     長めの着丈、段返り3つボタンのディティールが彼の長身にぴったりだわ)

リーン父(裏地・芯地・パッドを省いた仕立てで見るからに通気性がよく、ライトグレーの生地も爽やかな印象を与えておる。
     この前のような暑苦しい黒スーツとは比べ様がない)

リーン母(エレガンテでかつ適度なリラックス感、満点ね。流石にあの人も文句の付けようが無いみたい)クスクス



リーン父「………どうしたのかね。話が有るんだろう。座りたまえ」ムスッ

タケウチーノ「はっ、はい!!」ホッ



【テラス隅っこ】

織部「まずは第一段階突破だな」

リーン「凄い…三日で作ったとは思えない」

ユーリア「相変わらず呆れた腕よね、同業者として自信無くすわ……」

アプリーレ「でも凄いです!!本当に服を変えただけで話を聞いてくれるようになりました!!
      まるで魔法みたいです!!」

織部「そんなんじゃねぇよ、単純な話さ。ナポレターノってのはカッコいいもんに弱いからな、認めちまったら弱いもんさ」

ミオーラ「なるへそー」






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