過去ログ - 下原定子「わたしにできること」【ブレイブウィッチーズ】
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9:名無しNIPPER[saga]
2016/12/10(土) 00:17:43.26 ID:63AKGkj+0

私もそろそろ上がろうかなと考えていると、タオルで全身を拭く曹長に目が留まる。

小さな体躯に小振りなお尻が可愛らしい。

胸の奥から沸々と湧き上がる感情を抑え、思考が少し覚醒するのを感じる。

曹長がサウナ内でタオルを絞った所でそういえばと頭の本棚を開く。

扶桑にある一般的な蒸し風呂は乾式でその室内でタオルを絞ることが禁止されています。

もしタオルを絞ってしまったら倒れる人や火傷する人が出るかもしれません。

その理由は100度近い室温と低い湿度で保っていた室内の湿度が上がってしまうから。

空気よりも水のほうが熱伝導率が高いためということですね。

スオムス式はそこまで室温が高くありませんし、そもそも水蒸気を使っているのでタオルを絞っても大丈夫。

蒸し風呂一つ取ってもこんなに学べるものがあったと思い出す。

こういった文化の違いを肌で感じ、なぜそうなのかに疑問を投げかけられるのも異国の地にいるから。

本の中だけでは分からないことが沢山ある。

ウィッチでなくなったらこんな機会はもう一生ないかもしれない。

先の曹長の言葉を反芻しながら寝床に着くため自室に戻ります。




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