11:名無しNIPPER[saga]
2016/12/11(日) 19:27:12.02 ID:glNesy3z0
魔王『キミ、ボク達を見ても何とも思わないんだね』
青年『え、あぁ……』
青年『……』ジー
魔王『ボクの角は珍味でも無ければ、美味しくもないよー?』
青年『何故わかったんですか……』
魔王『さっき居たの、側近って言うんだけどさ』
魔王『ボクや側近みたいな力のある魔族は、ある程度相手の思考を覗くことが出来るんだよー』
青年『まさか考えてることが筒抜けだったなんて……』
魔王『そそー。だからね、キミみたいな人間は珍しいよ』
魔王『だいたいの人間は、ボクの様な魔族を見ると、どんなに取り繕っても嫌悪感は必ず出ちゃうしわかっちゃうんだよね』
青年『あの、角が美味しそうとか思ってすんませんした……』
魔王『あはは、気にしないでっ』
魔王『そうだ!キミも一緒にご飯を食べようよ』
魔王『かれこれ三日は眠り続けてたみたいだし』
青年『え…?三日?』
魔王『うん』
青年『そんなに寝てたのか……』
魔王『側近にはお礼を言っときなよー?』
魔王『三日間、つきっきりで面倒を見てもらったんだからさ』ニッ
青年『やっぱり……。ありがとうござます』
魔王『じゃ、行こうかっ。歩ける?』
青年『多分……』ヨロヨロ
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