13:名無しNIPPER[saga]
2016/12/11(日) 19:37:11.82 ID:glNesy3z0
*
青年『何ですか、これは……』スッ
側近『ここに住まう以上、少しくらいは力をつけて頂かないと示しがつきません』
青年『住むとは一言も言って無いでしょう』
側近『なら何処へ行くのです?』
青年『オレは、もう長くないんだ……』
側近『何か病でも?』
青年『そうだな……。だから何処へだって行くさ。風の赴くままにな……』フッ
側近『あー……病は病でも、そっちの病でしたか』
側近『くだらないこと言ってないで、先ずは上体お越し一万回から行きましょうか』
青年『ゼロが二つほど多くない…?』
側近『おや?一万では足りないと。では百万―――
青年『一万で良いです!一万最高!』
*
青年『はぁ……はァ……』
青年『もう無理っす』
側近『寝言は死んでから言ってください。ほら』ゲシ
青年『悪魔だ……』
側近『悪魔ですが?』
青年『……』
青年『……』スースー
側近『どうし―――何寝てるんですか』ドス
青年『休憩!休息!』
側近『永遠に眠らせて差し上げましょうか?』
青年『それも良いかもしれない』
側近『だらしが無いですね。それでもオスですか』
青年『実は女の子なんです……』
側近『魔王様もメスということはご存知です?』
青年『うそ!?』
側近『本当です。お相手もまだ居ませんよ』
青年『っ…!な、ならオレにもチャンスが…!』
側近『ほぅ、貴方はソッチの方でしたか』
側近『メス同士でなんて、随分とまぁ……』
青年『オレ女だと思ってたけど男だった』
側近『都合の良い体ですねぇ?』
青年『側近さんって性格悪いですよね』
側近『私は天使の様な性格だと自負していますが』
青年『それで天使? 大道芸人になれますよ』ハハハ
側近『……』ドゴォッ!
青年『……』
側近『次は外しませんよ?』
青年『…………』
青年『外さないどころか思いっきり当たってるんですけど』
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