6:名無しNIPPER[saga]
2016/12/11(日) 19:14:17.53 ID:glNesy3z0
魔王『やっほー、遅いから様子見に来ちゃった―――お?』
青年『』
魔王『……』
側近『……』
魔王『お腹空いたんだったら、何か食べてくれば良かったのに……』
側近『いえ、私が食べようとした訳ではありません』
側近『どうやら魔王様がお蹴りになった缶が、この人間の右腕に直撃し千切れ飛んだ様です』
側近『その際の激痛で失神したのではないかと……』
魔王『ありゃりゃ、ボクのせいだね……』
側近『いいえ、この様な場に居るこの人間に非がありますよ』
青年「ひでぇなこれ。ただ歩いてただけなのに……」
側近「あれくらい避けてくださいよ」
青年「いきなり缶が視認出来ないスピードで迫ってくるなんて誰が予想できるんですか」
側近「貴方こそ、何故缶蹴りをしているという可能性を考えなかったんですか?」
青年「普通考えないでしょ!」
魔王『んー……とりあえず持って帰ろうか』
側近『魔王様にお任せします』
青年「やっぱり魔王様は優しいなぁ。それに比べて」チラ
側近「言っておきますけど、貴方が目覚めるまでの三日間、身辺の世話をしたのは私ですよ?」
青年「その件につきましては誠にありがとうございました」
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