過去ログ - 箱崎星梨花「バズーカを担いだサンタさん」 -SS速報VIP

過去ログ - 箱崎星梨花「バズーカを担いだサンタさん」

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24: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:30:11.32 ID:YlaM8IQU0

　これでは文字通りお話にならないと、それぞれ口の中を空っぽにするために沈黙し――
　ここに来てようやく、休憩室に静寂が訪れたのだ。
　
　壁掛けの時計がカチコチと針を鳴らし、外の冷たい風がミシミシと窓を揺らす。

以下略

25: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:33:08.81 ID:YlaM8IQU0

　そうして瑞希の指さした先。

　休憩室の壁にかけられた連絡用のホワイトボードには、
　クリスマスイブに行われるコンサートの告知用ポスターがマグネットで止められていた。

以下略

26: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:35:20.84 ID:YlaM8IQU0
===

　――しんしんと雪の舞う夜の街道を、颯爽と駆け抜ける一台の乗り物。
　
「エンジンも無いのに凄いスピード！　びゅんびゅんびゅーんっ♪」なんて上機嫌な麗花を乗せたソレを、

以下略

27: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:38:35.62 ID:YlaM8IQU0
　
『ぼやぼやしないでください麗花さん！　次の目的地、近づいて来ましたよ！』

　耳につけた通信用のヘッドセットから、ナビゲーションも担当する律子の指示が飛んでくる。
　

以下略

28: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:42:06.04 ID:YlaM8IQU0
　
「なっ、なに!?　なになに、なんなのっ！」

　ベットから跳ね起きた少女が、狼狽しながら部屋の中を見回し叫ぶ。

以下略

29: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/12(月) 14:43:25.16 ID:YlaM8IQU0
とりあえずここまで。ガシャ期間内には終わらなかったよ……。

30:名無しNIPPER[sage]
2016/12/12(月) 21:52:23.19 ID:UhAo2FMho
科学の力ってすげー！

31:名無しNIPPER[sage]
2016/12/12(月) 22:44:31.48 ID:Fg2xVO3oo
そういえば去年の今頃サンタになって空飛んでたな律子

32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:02:50.23 ID:V50fRauf0
>>28訂正
×モニターに表示された集配ルートの地図の上、点滅する光点を祈るような思いで見つめながら、
○モニターに表示された宅配ルートの地図の上、点滅する光点を祈るような思いで見つめながら、

33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:05:59.29 ID:V50fRauf0
===

　空の彼方から舞い落ちる雪は、まるで今年一年の間に溜まってしまった人の世の穢れを、
　洗い清めるように次から次へと降り注ぎ。

以下略

34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:08:12.07 ID:V50fRauf0

　麗花の言葉はヘッドセットを伝わって、事務所で待機していた律子たちのもとへも届いていた。

　薄暗い室内で、仄暗く輝くモニターから視線を伏せる律子の肩が小刻みに震えているのを、
　副ナビゲーターの小鳥は見逃さなかった。

以下略

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