過去ログ - 箱崎星梨花「バズーカを担いだサンタさん」 -SS速報VIP

過去ログ - 箱崎星梨花「バズーカを担いだサンタさん」

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31:名無しNIPPER[sage]
2016/12/12(月) 22:44:31.48 ID:Fg2xVO3oo
そういえば去年の今頃サンタになって空飛んでたな律子

32: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:02:50.23 ID:V50fRauf0
>>28訂正
×モニターに表示された集配ルートの地図の上、点滅する光点を祈るような思いで見つめながら、
○モニターに表示された宅配ルートの地図の上、点滅する光点を祈るような思いで見つめながら、

33: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:05:59.29 ID:V50fRauf0
===

　空の彼方から舞い落ちる雪は、まるで今年一年の間に溜まってしまった人の世の穢れを、
　洗い清めるように次から次へと降り注ぎ。

以下略

34: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:08:12.07 ID:V50fRauf0

　麗花の言葉はヘッドセットを伝わって、事務所で待機していた律子たちのもとへも届いていた。

　薄暗い室内で、仄暗く輝くモニターから視線を伏せる律子の肩が小刻みに震えているのを、
　副ナビゲーターの小鳥は見逃さなかった。

以下略

35: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:10:00.34 ID:V50fRauf0

『……律子ちゃんっ！』

　麗花が、ハッと息を飲んだのが律子たちにも感じられた。
　それからとても、とても小さな、力ない声がマイクを通して伝わって来る。

以下略

36: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:11:49.75 ID:V50fRauf0

　言われた通りに頭を撫でてあげようと、麗花は握っていた彼女の手を放す。
　すると支えを失った茜の手は、パタリと雪の上に落ちて。

　血の気の引いたその唇から「……ガクッ！」と最期の言葉が漏れると――彼女の両目は再び静かに閉じられて、

以下略

37: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:13:22.27 ID:V50fRauf0
===

「……そりゃあまぁ、迎えに来たには来ましたけどね」

　こんなことに付き合うのは、もうすっかり慣れっこですよと。それとも単に、呆れてしまっているだけかもしれないが。

以下略

38: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:15:26.29 ID:V50fRauf0
　
「とにかく……プロデューサーが探してましたよ」

「プロデューサーさんがですか？」

以下略

39: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:19:45.55 ID:V50fRauf0
===エピローグ【あの人が、サンタクロース】

「それで、まんまと手に入れたのがその手紙というわけですね」

以下略

40: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:22:17.08 ID:V50fRauf0
　
「……で、結局はその手紙。どうするつもりなんですか？」

　着ているボーダー柄のブラウスに汁が飛び散ったりしないよう、慎重な箸捌きでお揚げを一口サイズの大きさに切りながら、
　志保がプロデューサーにそう聞いた。すると彼は、うどんをすすりながら「んー？」と気の無い返事を彼女に返すと。

以下略

41: ◆Xz5sQ/W/66[saga]
2016/12/13(火) 01:24:30.96 ID:V50fRauf0

「もしかしたら、そう、忘れてしまっていたのかもしれませんけれど。
　七味に関してはプロデューサーが食べ始める前に、私がちゃんとかけてあげましたよね？　
　これが、一番おススメの比率なんですよって」

以下略

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