過去ログ - 提督「秘書艦の大井さんはいつも不満顔」
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32: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:36:10.61 ID:m3rbOejDo

重雷装巡洋艦の大井さんは 提督の秘書艦です。
提督がこの鎮守府に来てから、ずっとお手伝いをしてきました。

朝は提督の隣でみんなへの言葉を聞いています。
以下略



33: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:37:06.13 ID:m3rbOejDo

「大井っち、はいるよー」

北上さんが部屋に入り明かりをつけると、ベッドの上に動く影があります。
大井さんです。
以下略



34: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:37:49.13 ID:m3rbOejDo

いつもは騒がしい食堂もこの時間では人もまばら。
そんな時でも鳳翔さんが用意してくれた食事は出来立てです。

けれど美味しそうに食べる北上さんに対して、大井さんはどこか元気がありません。
以下略



35: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:38:18.48 ID:m3rbOejDo

大井さんが最大練度にまで達したその日。
大井さんは提督に執務室まで呼び出されました。

秘書艦である大井さんが呼ばれるのは珍しい事ではありません。
以下略



36: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:39:01.64 ID:m3rbOejDo

「分からないんです。何で提督が、私なんかを選んだのか」

艦隊をもっと強くしたいなら、私よりももっと強い人がいます。
可愛い人を傍に置きたいのなら、私よりももっと可愛い人がいます。
以下略



37: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:40:42.82 ID:m3rbOejDo

「じゃあさ。それ、あたしが受けてもいいかな?」

「え」

以下略



38: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:41:17.58 ID:m3rbOejDo

「ね。大井っちはもう、答えを持ってるんじゃないかな」

北上さんが、大井さんの胸に手を当てました。
とくん、とくんと。少し早い鼓動が伝わってきます。
以下略



39: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:41:57.51 ID:m3rbOejDo

大井さんは立ち上がりました。提督がいる場所へ戻る為に。

「北上さん」

以下略



40: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:42:32.93 ID:m3rbOejDo

鎮守府に桜が舞うようになりました。
相変わらず鎮守府は忙しいですが、提督の側にはいつも秘書艦の大井さんがいます。

けれど大井さんはまたも不満顔。
以下略



41: ◆dzX3.Do/lI[sage]
2016/12/11(日) 21:43:14.27 ID:m3rbOejDo

「ありえないわ。何なのよ、あの人」

午後のお仕事も落ち着いた頃、間宮にはたくさんの艦娘たちがおやつを食べに来ています。
大井さんもその一人。けれどその机には、たくさんのお皿が積み重ねられていました。
以下略



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