14:名無しNIPPER[saga]
2016/12/12(月) 21:01:14.61 ID:Liblg4nho
助手「まず、血塗れで倒れている人がいたのが確かだって言うなら……」
助手「その人を犯人が隠したって事ですよね?」
探偵「そうなるね。ネタをバラすとその人はもう死んでいて、死体は家の中にあった隠し部屋にそれを隠したんだ」
探偵「だから、その時、きちんと警察が捜査していたら隠し部屋も見つかっただろうし、部屋からは大量のルミノール反応が出てきただろうね。ルミノール反応ってのは血液に反応する薬品の話だけど」
助手「だとしたら、本人が出てくるってのはおかしいですし、出てきたその本人が否定してるってのもおかしいですよね……。となると……」
助手「あ! わかりました!」
探偵「わかったかい?」
助手「はい。犯人はその家の住人に変装していたんですよ。それで本人を装ったんです」
探偵「そう、正解。これなら話の辻褄が合う。つまりさ、そういう事なんだ」
助手「あ……。って事は、もしかして化物語の阿良々木君も……」
探偵「そう。別人がなりすましてるんだよ。いかにも本人ですみたいな風にしてね」
探偵「『阿良々木暦が大怪我を負ったその翌日、別人が阿良々木暦を装って現れたんだ』」
探偵「そうすれば、『阿良々木暦が大怪我を負った』『でも、その翌日には無傷で現れている』という二つの事実が矛盾する事なく成立する」
探偵「どうだい? 聞けば簡単で単純なトリックだろ?」
助手「はあ……なるほど」
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