27:名無しNIPPER[saga]
2016/12/16(金) 18:24:23.20 ID:vq0wRNE2o
探偵「まず、包丁やナイフみたいな刃物じゃあないよね。これは化物語の描写とまるで違う。阿良々木暦は『刺し傷』みたいなのを受けてないからね」
助手「じゃあ、金属バットとかどうです? それで思いっきり殴ったとか」
探偵「それも多分違うと僕は思うね。さっきも言ったけど、自転車が電柱に突き刺さっていたとか言うんだぜ?」
探偵「ここら辺は怪異絡みの信用出来ない話だから、それを差し引いて話し半分程度に考えるとしてもさ」
探偵「少なくとも、この時、自転車は突き刺さるとまではいかなくとも、見るも無惨な姿に壊れてたんじゃあないかと考えるのが自然だろう? バラバラに壊れて鉄屑同然の姿になっていたみたいにね」
助手「まあ、そうかもしれませんね……」
探偵「だろ? となると、それってさ、ちょっと尋常じゃない威力だよねえ?」
探偵「いくら神原駿河がスポーツ少女とはいえ、普通の女の子が金属バットで殴りかかったぐらいで出せるような威力じゃあないと僕は思うんだよ」
助手「でも、それだけの威力を出せる凶器ってまずないですよね? あっても、プレス機みたいな大きな機械とかそんなのになりそうですし……。まさか、そういった物を使ったなんて言うつもりじゃ……?」
探偵「いやいや、そんな非現実的な事は、僕は言わないよ」
探偵「もっと単純に考えてみなよ。君は見落としてるんだよ。僕達が入手可能な範囲で、それだけの威力を出せる『凶器』って身近なところにあるじゃないか」
助手「ありますか……? そんなの?」
探偵「あるよ。君も今日、『その凶器』を確実に見ているはずなんだけどね」
助手「私が……見ている?」
探偵「そう。ここに来るまでに。それとも君は見なかったって言うのかい? その『凶器』が道路の上をいっぱい走ってるのをさ?」
助手「あ! 『自動車』ですか!」
探偵「そう。この時の威力を考えるに、使用した『凶器』は『自動車』だと僕は思ってるんだよ」
助手「自動車……」
66Res/46.32 KB
↑[8] 前[4] 次[6]
板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。