45:名無しNIPPER[saga]
2016/12/23(金) 14:53:08.43 ID:xsvnf4dZo
探偵「次に僕が不自然だと思ったのが、『線路の上での会話』だよ」
探偵「思い出してみなよ。阿良々木暦が線路の上で倒れていてさ。戦場ヶ原ひたぎもそれを見下ろしながら会話してただろ?」
助手「そうですね」
探偵「で、その横を普通に電車が横切っていく訳だ」
助手「はい」
探偵「これさ、どう考えてもおかしくないかい?」
助手「?」
探偵「だってさ、普通、線路の上に誰かいたら電車は止まるもんだろ?」
助手「……あ」
探偵「普通はその横を通り過ぎる手前で気が付いて、急停車するぜ。下手したら轢き殺す事になるんだからさ」
助手「……そう言われてみれば、確かにそうですけど」
探偵「まあ、阿良々木暦の場合は、その時、夜だったし線路の上に寝ていたから運転士が気が付かなかったって可能性もあるけどさ……」
探偵「でも、戦場ヶ原ひたぎの姿については運転士が居眠りでもしてない限り絶対に気が付くはずなんだよ。線路の上に立っていて、おまけに光をよく反射する白い服まで着てたんだからさ」
助手「…………」
探偵「だから、これは明らかに『嘘』なのさ。その時、阿良々木暦は線路の上に寝転がってなんかいないし、戦場ヶ原ひたぎもそこで会話なんかしちゃいない」
探偵「そういう結論に至る訳だ」
助手「はあ……」
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