過去ログ - 探偵「本当は怖い化物語」
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53:名無しNIPPER[saga]
2016/12/23(金) 15:07:35.50 ID:xsvnf4dZo
助手「でも、それ、何で『猿の手』だったんでしょうか? 普通の手袋とかでいいと思うんですけど……」

探偵「実際、普通の手袋だったかもしれないよ? 後から『猿の手』っていう嘘を作り出したとも考えられる」

助手「ああ……それは確かに」

探偵「まあ、実際、本当にそれが『猿の手に似せて作られた手袋』だったのか、それとも普通の手袋だったかはとりあえず今は置いとくとして」

探偵「神原駿河が指紋がつかないように、『この時、手を何かで覆ってた』ってのは事実だろうね」

助手「……でしょうね」

探偵「だとしたら、雨合羽に長靴はどうだろう? これも同じ理由なんじゃないのかい?」

助手「同じ? 服や靴まで覆う必要ってなくないですか? 指紋とかつかないですし」

探偵「それがあるんだよ。『死体を運ぼう』なんて考えを持ってる時に限ってさ」

助手「?」

探偵「だって、そうだろ? その時、阿良々木暦の死体が『血だらけ』になってるだろうなんて、容易に想像がつくんだから」

助手「あ……」

探偵「つまりね。神原駿河は『服に血がつかないように』してたんだよ。だから、阿良々木暦を轢き殺した後に、雨用の完全装備をして外に出たのさ」

探偵「『何でそんな格好をしてたのか』『何で車を凶器に選んだのか』って、謎の正体がこれだよ」

探偵「『死体を車で運ぼうと考えてたから』なのさ」

助手「…………」


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