過去ログ - 森久保乃々「ただののの」
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5:名無しNIPPER[sage saga]
2016/12/12(月) 21:26:08.44 ID:Lju6G2ic0
「――なぁ乃々」

「……なんですか」

「いや、なんかさっきからこっちを窺ってるようだったからさ。何か言いたいことでもあるのかなぁ、と」

「べつに見たりとかしてないですし……そんな、言いたいこととかも無いんですけど……」

「そう?」

「そうなんですけど……」

「そっか。こう、今日は珍しくこっちに座ってきたりもしたから何かあるのかと思ってたんだけど」

「何もありませんし……。というか、それはあれですか。もりくぼはここに相応しくない後部座席がお似合いのだめくぼだっていうことですか……もりくぼいぢめですか……?」

「ダメじゃないし虐めてもないしむしろ歓迎なんだけどさ。なんだか珍しいなーって」

「ただ、なんとなく……たまたまで、意味なんてないですし……」

「んー。まぁ、乃々がそう言うならいいんだけど。――ただ」

「……ただ、なんですか……やっぱりもりくぼはだめくぼだって、そういうことなんですか……」

「そうじゃないよ。――ただ、最近ちょっと心配……とは違うんだけど、なんていうのかな、こう、気になっててさ」

「……何がですか」

「挙げるといろいろあるんだけどさ。例えば――この前、営業から事務所に帰ってきたときとか」

「……べつに何も、いつもと違うようなことはなかったと思うんですけど……」

「違うというかなんというか。帰ってきて部屋に入ったら、乃々が机の下にいてさ」

「いつものことなんですけど……あの場所はもりくぼの聖域なんですけど……」

「や、あそこに居るのはいいんだけどね。あれ、あの時はそこに居ながらほら、寝てたでしょ?」

「……」

「寝てたでしょ?」

「……寝てましたけど」

「僕の椅子を枕にして」

「……あれはプロデューサーさんの椅子なんかじゃありませんし……。もりくぼの枕ですし……」


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