27:ベルトコンベア ◆EwTy/47GRIPz[saga]
2016/12/17(土) 00:12:36.35 ID:20iN79Cz0
『――決めた、世界一おいしい納豆ご飯を作ろう』
時子「………………」ジーッ
ちひろ(はぁ……ダメだなぁ、集中できない……)
ちひろ(何故だかここに居ると、私がおかしいんじゃないかって錯覚しちゃう)
ちひろ(誰か……誰か……まともな人が来てくれれば……)
ガチャ
涼「おいーっす……。はぁー今日は疲れたな……」
ちひろ「……っ! り、涼ちゃんっ!」ガシッ
涼「うわっ、な、なんだよちひろさん……。どうかしたのか?」
ちひろ「あ、あのね……落ち着いて聞いてほしいんだけど……――」
時子「――あら、いいところに来たわね。ねえ、このカメラのアングル、もう少しどうにかできないのかしら」
ちひろ「えっ」
涼「え? いやぁ、それ結構考えたんだけどな。だって、これ以上動かしちゃうとこっちがさぁ……」
ちひろ「えっ」
時子「ずらせばいいじゃない」
涼「隠すのも結構大変なんだって」
時子「ふーん……。もう一つは付けられないの?」
涼「あー、出来ないこともないけど……さ」
時子「……しょうがないわね」ビリッ
時子「――ほら、この豚が着てたワイシャツの右袖を上げるわ」
涼「本当かっ? ……さすが時子サンっ。まかせな、明日にでもやってみるよ」
時子「えぇ、鍵も渡しておくわ」チャリッ
涼「わかったっ! ――……あぁごめんごめん、ちひろさんの用件はなんだったんだ?」
ちひろ「ううん、なんでもないの……。ちょっと、一人にさして……」
涼「おいおい、大丈夫か? 何かあったら遠慮なく言ってくれよな」
ちひろ「う、うん……」アハハ…
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