過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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215:名無しNIPPER[saga]
2017/01/03(火) 17:52:43.62 ID:6/ci53PP0
女「ある日、全ての元凶が私にあると先生は気づきました。問い詰められた私は、開き直って私は私がしてきたこと全てを話しました」
女「先生はこう言いましたよね。そう、やっぱりあなただったのね、って。ただそれだけ」
女「間もなく先生は学校を辞めてしまいました」
女「人を呪わば穴2つですね。悪の元凶が私であることは周囲には全てばれていました」
女「学校では激しいいじめにあいました。休むと家に連絡がいくのが嫌で、耐えて通い続けました」
女「家に帰ってからも父と継母の喧嘩ばかり。『あの子が原因なのよ』って何度聞いたかわかりません」
女「心の病気になった実父も行方をくらまして、新しく継母に恋人ができました。直接話すようなことを私はしたくなかったし、何より嫉妬深い継母は意地でも話させようとしませんでしたが。私の部屋にその恋人が侵入した形跡を見つけた時は、怒りのあまり叫んでしまいました。そのせいで、継母から酷い仕打ちを受けたのは私なのですが」
女「もう、私の人生ぼろぼろでしたよ。もしもこの不運な環境で、それでもなお周囲への思いやりに長けた自分であったなら。この人を応援したいという気持ちが自分に注がれて、ちょっとはマシになってたかもしれないのに」
女「寒い夜の道を、ふらふらと、行くあてもなく歩いていた日。眩い光が理不尽な速度で自分に向かっているなって感じて。自分が踏切の中に立ち入ったのか、自動車やバイクが飛び込んできたのかはわかりませんが」
女「思い切り逃げ出したら避けられたのかもしれませんが、身体が動くのを拒否しました。それからの記憶はありません」
女「お墓で初めて目覚めた日、視界に広がる夜空の空を見た後、死という現象を一身に浴びたことを実感し、のたうちまわりました。恐怖が体中を包み込んで、世界に対する怒りと悲しみがとまりませんでした。身体の全身からウジが沸いてきてるみたいに、自分の全身をずっと掻き毟って一日目が終わった気がします。いや、2日目も、3日目もだったかも」
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