過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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223:名無しNIPPER[saga]
2017/01/03(火) 21:40:09.92 ID:6/ci53PP0
女「…………」
先生「それだけよ」
男「あの、死んでいるから花を供えるって、当たり前の話じゃないですか?生きてる間に机に花瓶を乗せる方がよっぽど残酷では」
女「美化したってことですよね。死んだから」
先生「そう。死んだから」
先生「あなたとの苦い思い出は全て、あなたの悲惨な死によって精算されたの」
先生「あなたから与えられた苦痛はその程度だったってことよ。20何年間も生きてきて1番つらかったことが、教え子からの嫌がらせだなんてほど幸せな人生送ってないわ」
先生「1番あなたを嫌いだった時期は、メンヘラの、かまってちゃんの、思春期の自我に溺れためんどくさい女学生という認識だった」
先生「死んでからのあなたは、家庭の不遇に見舞われ、救いの手を差し伸べられることもなく、理不尽な事故に遭って亡くなった悲しき少女という認識になった」
先生「あなたが死んでからあなたも自分の人生を後悔してちゃんと向き合ったように、あなたが死んでから私も自分の人生に後悔してちゃんと向き合い始めたの」
先生「あなたが生きたままだったら、今もこんな風に話していなかったでしょうね」
女「…………」
女「悲しいのに涙が出ません。行為の制限のせいでしょう。死んでてよかったです」
先生「これで話したいことは全部かしら」
女「はい。ありがとうございました。突然会いに来て申し訳ございませんでした。これで成仏できそうです」スタ…
男「ちょっと、女!」
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