過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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258:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 13:50:42.47 ID:G7ejXtln0
男「花がたくさん…」
女「花の墓です」
男「花の墓?」
259:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 14:16:10.86 ID:G7ejXtln0
女「お墓の奥のこんな草むらに紛れて美しさを咲かせても、誰にも見てもらえないからね」
女「本当に綺麗な色だなぁ」
男「黄色、赤、白、いろんな色があるな」
260:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 14:25:59.04 ID:G7ejXtln0
女「不老不死ですか。でも、ある意味そうかもしれませんね。お墓参りに来た生者が故人を偲んでいる時は、その故人は心の中に蘇りますからね」
女「花言葉も高貴なんですね。もっと大人しいイメージの花言葉だと思っていました」
男「それは総称としての意味でさ。色によっても花言葉が異なるんだ」
261:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 14:44:20.72 ID:G7ejXtln0
女「へー!ロマンチックな言葉なんですね!」
男「あ、ああ、そうだな!」
女「確かに赤いバラやカーネーションも愛を伝える花だと言われて……」
262:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 14:52:58.44 ID:G7ejXtln0
女「えっ……」
女「…………」
女「う、うれしいです。気持ちは嬉しいです」
263:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:00:18.28 ID:G7ejXtln0
男「…………」
男「よかったー……」
女「断られると思ってたんですか」
264:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:04:18.80 ID:G7ejXtln0
女「やっぱり、しばらくこの花は置いておくことにします」
男「どうして?」
女「男さんといる間に、私のお墓に花が供えられているのは、やっぱりちょっと悲しくなる気がして」
265:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:12:19.23 ID:G7ejXtln0
男「先生が俺の手を使って殴った時は驚いたけどな」
女「私もです。神様という存在がいるのなら、どうしてあなただけに触れられるようにしたのか、その時に謎が解けました。あなたの手は、女子高生を殴るためにあったのですね」
男「それ以上に聞こえの悪い手って存在しないと思うんだけど」
266:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:20:33.19 ID:G7ejXtln0
女「幸せな夜です」
男「そうだな」
女「いろんなはなしをしましょう」
267:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:31:41.09 ID:G7ejXtln0
12月31日 02:32
女「遅れましたよね。すみません」
男「丑三つ時終わったよ。幽霊なのに。遅刻」
268:名無しNIPPER[saga]
2017/01/04(水) 15:37:16.36 ID:G7ejXtln0
女「あっという間でしたね」
男「あっという間だったな」
女「カラオケも、ボーリングも、ファミレスもいくことができましたね。そして本物の卓球も。やっぱり強かったんですね」
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