過去ログ - 女「人様のお墓に立ちションですか」
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93:名無しNIPPER
2016/12/26(月) 07:39:49.02 ID:L4TgtrZTO
女「…………」
女「やっぱり何もないなんてこと、ないと思いますよ」
女「今のあなたをここまで絶望させるくらいに、あなたの中にある美しい思い出のヒロインは素敵な人なのでしょうか」
女「ずっと遠くで見ていたのでしょうか。それとも、ずっとそばにいて手を出さずにいたのでしょうか」
女「ふふっ、こんなんじゃ嫉妬深き宇治の橋姫みたいになってしまいますね」
女「もしもあなたが結ばれるようなことがあったら、もう真夜中に立ちションするような迷惑行為は終わるのでしょうか」
女「それとも、やはり立ちションは単なる性癖で、これからまた再開するのでしょうか」
女「まったく。あなたのせいで、1人の時間に考えることがまともではなくなってしまいましたよ」
女「はぁ。いずれにしても」
私はわかっています。
これは、終わりのある物語だということを。
絶望が終わらない苦しみよりは、希望が終わってしまう悲しみを私は選ぶでしょう。
あなたが、同情なのか、哀れみなのか、些細な好奇心なのかはわかりませんが、私にかまってくれることの恩返しとして。
私も、気まぐれを動機にして、残りの時間にあなたの役に少しでも立てたらと思います。
次回「な、何してるって……墓ニーだよ…」
さて、今日は、どんな不謹慎なことをするんですか?
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