17: ◆eBIiXi2191ZO[saga]
2016/12/16(金) 23:07:53.29 ID:oKvYaFDpo
緊張しいを変えたい、引っ込み思案を変えたい。そう思って飛び込んだアイドルの世界。でもプロデューサーさんは言います。緊張はいいことだ、と。私らしくて、いいのだと。
ふと、何かをつかんだ気がしました。
足の震えを肌にとらえて、私は自然と思ったんです。
「ああ私、緊張してるな」
緊張してる私を私自身が、認めることができたんです。そしたら、なぜか心がむずむずしてきました。
早く、早くファンに会いたい。私の歌を聞いてもらいたい。
「よし。行っておいで」
プロデューサーさんが両肩をぽん、と。押してくれました。
私は自然に、ステージに歩んでいきます。そして。
「み、皆さん、ようこそ! ピンクチェックスクールじゃない、素顔の小日向美穂に会いに来てくれて、あ、ありがとうございます!」
まだ上ずった声だけど、でも。
今日の私は、少しだけ高く飛べた、気がしました。
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