過去ログ - 魔法使い「マスター、ここは何処なの?」
1- 20
31: ◆z7cIwVvuXI[saga]
2016/12/22(木) 00:21:19.02 ID:s/PbR9c2o
会場は未だに熱気で包まれていた。


戦士は斧を二振りし、勇者は剣を一閃して観客を喜ばせた。


実況席で開設が終了し、客席は今か今かとしあいがはじまるのを待ちわびている。


先ほど見たばかりなのに、勇者は戦士の斧が一回りも二回りも大きく見えた。

勇者はいっそう気を引き締める。


戦士にとって、剣の相手はこなれた物であった。


以前剣で大会を格好良く制覇する人が現れてから、剣を使う人が爆発的に増えたのである。


稽古で、剣の相手には困らなかった。


今回もいつも道理上手くいくだろう、戦士はそう思っていた。


開始の合図が鳴り響く。


勇者と戦士は叫びながら距離を縮め、両者の刃を交える。


重さで負けている剣が押され、斧はさらに勇者の体に向かった。戦士に返り血がかかる。


勇者は負けじと連擊を与えるが、すべて余裕でいなされてしまう。


さらにもう一発喰らい、、勇者の体に斬り筋ができた。


持ち手を狙おうとし空振りし、もう一発。


勇者(畜生、なぜあたらない)


血だらけの勇者は、斬り下ろしを行うがまたもや交わされてしまう。



<<前のレス[*]次のレス[#]>>
75Res/72.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice