過去ログ - 魔法使い「マスター、ここは何処なの?」
1- 20
50: ◆z7cIwVvuXI[saga]
2016/12/24(土) 21:42:46.36 ID:GzlyKuQi0
勇者がオークを倒しながら進んでいくと、ひときわ大きなオークが出てきました。


何やら雷をまとった剣を持っているのが見えます。一振りすると、雷の斬撃が飛んできました。


勇者は剣をゴムにかえ電気を無効化します。その間にオークは勇者につめてきて、斬りかかった来ます。


剣をミスリルに変え応戦しますがタイミングが少し遅く、剣から手を放してしまいました。


もう一撃食らわせに来ました。しかしそこに一つの剣が目の前をよぎり、何とか当たるのは回避します。


爺「勇者どの! その剣はとっておきじゃ! 手に取るがよい!」


先ほど爺が袋から取り出した、剣身に太陽とその周りに星が描かれた剣でした。


勇者は拾い上げると、力が湧き出てきます。いまなら走ったら世界一になりそうなくらい、スピードが出る気がします。


雷をまとった剣が振られます。そこに勇者はいませんでした。


勇者「そらっ!」


後ろから大きなオークを斬って上下に分かれさせます。他のオークは帰っていきました。


勇者「これはいったい? この剣があると、できないことができるよな気がします」


爺「そいつはずいぶん前、エルフとドワーフが仲良くしていた時代に作った代物でな、手にしたものにはるかなパワーをもたらす剣じゃ」


爺「恐ろしく速いスピードで移動でき、人が見ればテレポートに見える。それに耐える肉体にもなる。簡単に言えばかなり強くなるんじゃ」


爺「懐かしいなあ。まだこんなものが残っていたのか」


勇者「それはすごいですね」


爺「そいつはお前にやろう。袋の中の剣は持ち主を見つけると出てくる。この剣はあんたに使ってほしいようじゃな」


勇者「剣に意思なんてあるんですか」


爺「この世にあるものはすべて意思がある。箪笥だろうと土だろうと。石にも意思があるな!はっはっは」


キャラバンに戻ると、三人分の墓が立っていた。


魔法使い「お疲れさま。うん? その剣は?」


勇者「爺さんに貰った。めちゃくちゃすごい剣だよ」


魔法使い「うへえ、全然わからない」


夜が明けてから、キャラバンは進みだしました。


<<前のレス[*]次のレス[#]>>
75Res/72.56 KB
↑[8] 前[4] 次[6] 板[3] 1-[1] l20
このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています。
もう書き込みできません。




VIPサービス増築中!
携帯うpろだ|隙間うpろだ
Powered By VIPservice