過去ログ - 魔法使い「マスター、ここは何処なの?」
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69: ◆z7cIwVvuXI[saga]
2016/12/26(月) 22:51:19.24 ID:o8w7/J5W0
カジノ街は、かつての影など残っておらず死体の山だけ気づきあげられていた。


賢者「そ、そんな」


そして中央に座る黒い影。


戦士「ふっ、遊び人。まさか鉱山から脱走しているとは思わなかったぜ。いやあ鉱山に行ってもものぬけの殻でさ、あれ? いつの間にか俺此処潰してた? っておもっちゃったよ」


そこには魔王に取りつかれたはずの戦士がいた。


戦士「そんな泣きそうな顔しなくてもいいだろう? ははっ、別にいいんだ。僧侶が死んだこと気にすることはないよ」


一歩。


戦士「だから遊び人、いや遊び人か? そこの勇者を殺してくれたら許してやる。俺の敵が減る、お前は俺と仲直りできる。一石二鳥だろう?」


また一歩近づいてくる。


戦士「だから勇者を殺すんだ。さあ! さあ! さあ!」


賢者「ッ」


そして賢者と頭がくっつくところまできた。


賢者「お断りします!」


戦士(改め魔王)「そォいうと思ったよ賢者ァ! 戦士が許す!? そんなわけがないだろう! 今でもこいつは心でぐつぐつ憎しみの心を抱いておる!」


賢者「そうだと思いましたよ! フレア・ハリケーン!」


魔王の周りに炎の渦が吹きあがる。


魔王「ずいぶんなご挨拶だなあ賢者よ! 遊び人賢者! 愚か者賢者! その程度で儂を殺せると思うな!」


魔王が呪を唱えると、炎の龍が現れ賢者を飲み込もうとする。賢者は水の魔法で何とか直撃を避ける。


魔法使い「商人は傭兵と逃げて! 勇者、行くよ!」


勇者「ああ!」


勇者が魔王を斬りつけに行き、魔法使いが呪を唱え始める。


魔王「遅い! 遅いわ!」


魔王は一歩で距離を詰め、勇者を斬りつける。


その勢いで魔法使いの下に行くが賢者に防がれた。


賢者「この先は通させません!」


賢者は杖ごと真っ二つにされ、上半身は遠くへ飛んで行った。


魔王「おおっと、殺してしまったのお! まあこれだけ憎しみを集めれば上出来じゃ! 魔法使い、貴様で最後じゃあ!」


魔王は剣を振り上げる。そこで勇者は光だした。


魔王「時よとまれ! ふう、危ない危ない。まだ勇者はやれておらんかったな。覚醒寸前のところで止められてよかったわい」


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